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こんにちは! ユウです。
世間を賑わせていた話題作なので、読む前は読みやすい道徳本かな、くらいにしか思っていませんでした。
でもこの本は良い意味で私の期待を裏切ってくれました。
悩み苦しんだ経験がある人なら理解できるだろう辛さ、後悔。
いつまでこの闇は続くのか。
誰か助けに来てくれないのか。
光は何処にあるのか。
この本の中では少年を決して否定せず、見守り、導いてくれる人が現れます。
少年を優しく厳しく見守る姿勢に学ぶべきことは多くありました。
自分が子を持つに親になら、子供が同じような時に何て声をかけたらいいのだろう。
導く存在になれるのだろうか。
親であることを立ち止まって考えてみる機会をこの本は与えてくれると思います。
この本の中では、頭の中に言葉を閉じ込めているだけでは意味がなく、感情を言葉に、言葉を頭の外に出してこそ価値がある。
そして思いを行動に移すことこそ、人間として生まれてきた醍醐味を味わえるのである、とも表現されています。
今ここで感じている思いがとても大切で、これから学校や社会で学ぶ勉強の価値や自分の思いとのバランスの取り方も教えてくれています。
どんな状況になっても自分を信じてくれている人がいること、自分を信じて自分で立ち上がることを待ってくれている人がいること、少年にとってはどんなに心強かったでしょうか。
もし目の前に悩める子供がいたら、声はかけられなくても立ち上がるのを待ってあげることは出来るかもしれない、そう思いました。
悩んでもいい、立ち止まってもいい。
心配な気持ちを送り続けるのではなく、あなたは自分で決めて動くことが出来ると、ただ信じて待つこと。
作中の母が少年を見守る姿勢に、共感と深い愛情を感じました。
子供でも読めるような言葉選びがされていますので、大人でも読みやすく入っていきやすいのはもちろんですが、最初から最後まで少年の感情描写の鮮度が保たれて描かれていることも印象的でした。
終始のめり込んで読み進むことができます。
ただの道徳本で終わらないのは、問題の答えを大人が示していないことにあるのではないかと思います。
いじめた側が悪い、いじめられた側がかわいそう、そんな簡単な答えではなく、当事者である少年がどう思ったのか、少年が本当はどうしたいのか。
大人が介入することだけが解決法ではないことをこの本は伝えてくれます。
「子供に立派になってほしい」そう願う全ての大人に読んでもらい、もう一度その意味を子供と一緒になって考えてもらいたいです。