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こんにちは！ ユウです。
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」は、株式会社メタップスの佐藤社長の著書です。
“お金をたくさん持つ家に生まれた子供はたくさんの機会が与えられ、そうでない家庭に生まれた子供には選べる道が少ない”という事実に若くして気づいた彼の、「資本主義の先の世界」が描かれた本です。
発売前に重版が決定するなど、話題を呼んだ本でもあります。
これは普段ビジネス書を読まない人にも支持されたからでした。
そんな本書についてのレビューを書いていきます。
お金はよりよく生きるためのツール
本書はお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」について、そして私たちの生活が今後どのように変わっていくのか、ということが順を追って紐解かれていきます。
こう聞くと普通のビジネス書のようですが、専門用語をできるだけ避けて書かれているため、大変読みやすいのが特徴です。
そしてビジネス論を述べるだけに終わらず、お金や経済といったものを、自分がよりよく生きるためのツールとして活用するための方法を教えてくれるので、読んでいて大変勉強になります。
ちなみにタイトルの「2.0」とは、更新を意味する言葉。この言葉にも、私たちの概念を変えてくれようとする著者の意思が感じられます。
お金から解放される
この本を読んで一番勉強になったのは、お金に固執しないこと。
AIや仮想通貨をはじめとしたテクノロジーの進化によって、お金の相対的な価値はどんどん下がっていくことが予想されます。
そんな社会の中でよりよく生きていくためには、目先のお金を追い求めることよりも、自身に価値をつけていくことが大切だということに気づかされました。
自分が本当に熱量を持って取り組むことができ、「この人でなければいけない」という価値を身につけられたならば、お金は必然的についてきます。
単純なようで、現代社会にはこのことに気づけていない人が多いのではないでしょうか。
本書に書かれている「価値主義」は、お金について悩んでいる人にぜひ知ってほしい考え方です。
自分の価値を上げるために働いていれば、きっと今辛い仕事をして稼いでいるお金よりも多くの収入を手にすることができるでしょう。
感想・レビューまとめ
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を読めば、現代の経済についての理解が深まります。ただそれだけでは普通のビジネス書と同じ。
本書が違うのは、「自らの価値を生み出すこと」の必要性に気づかせてくれるところです。
これまでビジネス書を読んでぴんと来なかった方でも、本書であれば心に響くものがあるかもしれません。
