成功者のマインド

貯金の具体的なメリット言えますか?目的ない貯金が一番危険!

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こんにちは! ユウです。

貯金があれば安心して日々の生活を送っていける。

老後も安泰だなんて時代は、とっくの昔に終わりを告げました。

これからは貯金よりも自己投資の方がよほど、あなたの人生を支え日々の暮らしも老後の安泰も保証してくれます。

昭和から平成にかけて信仰されてきた日本人の貯金は絶対裏切らないという甘い考えを捨てなければ、必ずいつか後悔する日がきます。

貯金=安全。

この考え方は、終身雇用、正規雇用、年功序列、十分な年金といった古き良き日本社会の終焉と共に捨てなければならない考え方です。

古き良き日本社会が今もなお継続し、これからもずっと続いていくのであれば、貯金だけしていれば死ぬまで経済的安定をもって暮らせたことでしょう。

しかし、時代は令和。問答無用の実力主義の時代。

貯金のリスクと自己投資の必要性を知っておいて損はありません。

目次

貯金を金融商品だと分かっていない危険


日本人にとって貯金とは、お金を銀行に預けておくというだけのイメージです。

金融商品の一つであるという考え方はされていません。

確かに、自宅の棚や金庫に現金100万円を置いておくのは怖いもの。

空き巣や泥棒が心配になって、休みの日に旅行に行っても自宅に保管してある現金100万円が気になってしょうがない。

なんてことになりますね。

コンビニや銀行に設置してあるATMを使えば、いつでもお金を引き出すことが出来て盗まれる心配もない。

そもそも、会社から振り込まれる給料は銀行口座に入金されますから、使う分だけ引き出して使うのが当たり前です。

だからこそ、預金口座にお金を預けておくということが、金融商材を利用しているという意識に結びつきません。

しかし、貯金は金融商材です。

金融商品とはつまり、安全性・流動性・収益性の3つからなる金融取引のこと。

もっと平たく言うと、お金を使ってお金を増せる商品(取引)のことです。

つまり、契約や合意のもとに、金品や事柄のやり取りを行っているということ。

ただ、預かってもらっておいて、手数料を支払ってお金の引きだしを好きな時間に行えるだけではないのです。

貯金の具体的なメリット言えますか?


ここまで言うと、そんなことは分かってる。

預けておくことで金利がついて、少しずつ預金額が増えていくことくらいは知っているという人がほとんどですが、具体的にどれくらいの金利で、いくら預けておけば1年後にいくらになっているかまで、しっかりと把握している人はほとんどいません。

大手ビックバンクの平均的な金利は、0.001%、つまり、100万円を1年間預けてつく利息は10円、さらにそこから税金を差し引かれると、8円です。

ATM時間外手数料一回分にもなりません。

さらに、銀行は国営ではありません。

あくまで、民間の会社が経営していますから、倒産することもあります。

もしあなたの預金を預けている銀行が経営破綻すれば、預金は戻ってきません。

もちろんそれはあんまりですから、政府が預金保証を行っており、1000万円までは元金を保証してくれますから、もし一つの銀行に1000万円以上預けているのであれば、預ける銀行を分けておく必要があります。

ATM手数料を一度でも払えば消し飛ぶような金利、とりあえず自宅に多額の現金を置いておくよりは安全性が高い。

銀行にお金を預けるメリットって、ほんとこれくらいしかありません。

この程度のメリットしかない金融商品を選んで取引をしているという自覚を持っていないのが、日本人のマネーリテラシーが低いといわれる原因の一つなのは間違いありません。

貯金のリスクがやばい


銀行にお金を預けておくこと、つまり貯金という金融商品を取引するメリットの無さについて知ったところで、次はリスクの問題です。

貯金は安全性が高くて安心、滅多なことでは銀行が倒産することはないし、もしもの時も政府が1000万円まで補償してくれてるから、やっぱり一番安心できる将来への保証だと思ってはいけません。

政治リスク

政治的混乱が起きた場合に、政府が個人の資産を没収する目的で個人の預金口座を凍結、国の債務返済に充てる可能性があります。

海外では実際に起きており、国の治安が不安定になり政権が大きく変革された際や、戦争、クーデターなどによっても起こりえます。

現状として、日本は政治的にも、経済的にも安定した国家なので、ほとんど心配する必要はありませんが、そういったリスクが存在することは知っておくべきでしょう。

北朝鮮問題、中国との尖閣諸島問題、1000兆円を超えた先進国の中でも最悪の借金をもつ日本政府の赤字経営など、現実的に個人口座が凍結される可能性は十分に秘めている言えるのではないでしょうか。

物価の上昇

物価が上昇することによって、預けているお金の価値が下がること。

いわゆるインフレのことで、昨日まで1000円で10個のハンバーガーが買えたのに、今日から物価が上昇して9個しか買えなくなったというケース。

日銀は日本経済のインフレを常々、推進する方針であり、日本政府もまたインフレ経済に向けたあらゆる施策を施しています。

日銀は2%の物価上昇を目標としており、今のところまだ達成されていません。

しかし、政府も日銀も物価を上昇させる方向で一致しており、社会全体として物価を上昇させようと動いているのが現実です。

物価が上昇するということは、お金の価値が下がるということ。

毎日のように節約して切り詰めて、飲み会を断り、欲しいものをぐっと我慢して、ようやく貯めた100万円。

その100万円で欲しかった車を買おうと販売店に行ったら、物価の上昇で200万円になっていました。なんてことが、起こりえるのです。

ちょっと極端な例え方ですが、社会全体が物価を上げようとしていること、物価が上がれば貯金してあるお金の価値は下がるということを理解しておくことが大切です。

目的のない貯金が一番危険


では、貯金は悪なのかというと、決してそんなことはありません。

金融商品としてきちんと向き合ったとき、貯金をするということは、1000万円未満ならよほどのことがない限り、生活の安定が保障されるということ。

問題なのは、目的もなく、ただひたすらに貯金するということ。

いわゆる、趣味は貯金というやつです。

物価の上昇により、貯金しているお金の価値は変動しますから、一定の額以上の貯金は必要ないということです。

自分にとって必要なだけの安心感=必要な現金について正しく認識して、必要以上のお金は銀行口座に入れないのが得策です。

例えば、平均的な生活費×3か月分。

月の生活費が16万円だとしたら、48万円。

それに、いざという時に必要な資金として生活費の6か月分、96万円。

これくらいあれば自分は安心だなと思えるかです。

人によっては、生活費の2年分くらいだったり、1年分くらいあれば安心かなと思える違いはあるでしょう。

それぞれの生活スタイルがあるので、30万で良い方もいれば200万円必要という方もいるでしょう。

要は自分が使う分が入っていれば十分です。

無闇やたらに貯め込んで何百万も何千万もお金を貯金していても、物価の上昇リスクと貯金の金融商品としての特性に全く持って見合いません。

貯金より自己投資


そもそもどうして貯金しようと思うのでしょうか。

細かい理由を挙げれば、生活の保障、欲しいものがある、引っ越しや急な病気に備えて等、たくさん出てきますが、一番大きな要因は、将来への不安からくるものではないでしょうか。

終身雇用は今や大企業でも難しく、中小企業はいつ倒産するかもわからないし、病気や事故で働けなくなったらリストされるかもしれないし、会社に居づらい。

若いうちは転職できても、40代50代が差し迫ってくるとそうはいかない。

サラリーマンですらこんな時代ですから、個人事業主、フリーランス、自営業の人なんてもっと将来への不安は強くあるものでしょう。

その不安を貯金という金融商品が補ってくれると思い込み過ぎなのです。

貯金の特性は安全性、決して資産は増えませんし、物価の上昇などのリスクは常に付きまといます。

何より、自分が今の状況よりも収入を得ることが難しくなった場合を想定して対応するには、貯金には何の力もありません。

貯めて置いたものを少しずつ切り崩して生活をしていくだけですから、本来の根本的な不安要素である、将来の収入の不安定さと、現実に収入が大幅に減少した際に対応するだけの力が貯金にはありません。

だからこそ、自己投資が必要なのです。

自己投資とはつまり、自分に時間とお金を投資して新たなスキル、新たな知識や資格を身に着けることで自分の能力をアップさせること。

将来どうなるかわからないという要因に対抗するには、どんな将来が来ても「お金を自分の力で稼ぐことが出来る」能力を身に着けることが一番の対策です。

自己投資の具体例

今のあなたの貯金の目標金額が300万円だとします。

それをよく考えなおしてみて本当に自分に必要な貯金額を見直し、250万円まで下げたとします。

浮いた50万円分の貯金を将来に役立ちそうな資格を取得するための学校に通う資金に充ててみる。

50万円もあれば、大抵の資格取得のスクールに通えますから、休みの日を利用して通い、1年間かけて国家資格にチャレンジしてみる。

もし、その資格があることで資格手当が出るのであれば、数年かければ50万円分くらいスグに取り返せます。

または、資格を生かして副業をしてみることで新たな収入源を得ることだって出来るのです。

同じ50万円でも貯金して将来の不安に備えるだけの50万円なのか、自己投資して、将来への不安を打ち消せる50万円にするのか。

貯金を始める理由から考え直していけば、絶対に自己投資したほうが理にかなっていることは間違いないはずです。

貯金節約より自己投資が大切な理由のまとめ


貯金は金融商品であり、メリットもありますがリスクもあります。

貯金をする理由として、将来の収入に対する漠然とした不安があるのであれば、貯金よりも自己投資したほうが何倍もその不安に対抗することが出来ます。

目的もなく、貯金していれば大丈夫なんて思っているのが一番危険です。

本当に必要な分だけ貯金したら、自己投資に回して自身のスキルを増やし、資格を取得したり、知識をつけて新たな収入をもてるようトライしていきましょう。


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